業務を一人でやらずに楽しく進める工夫

こんにちは、CTOの山岡(@hiro_y)です。

イノベーター・ジャパンでは、大切にしている価値観として四つのVALUEを決めています。「LOVE」「CHAOS」「GROOVE」「ENJOY」です。普段特別に意識することはあまりありませんが、ふりかえると大切だよね、と思うことが多いかもしれません。

ちなみに二つ目の「CHAOS」は、別に混沌とした状態を是とするわけではなく、新しいことを始めるときは勇気を持って道なき道を進んでいこうぜ、というチャレンジ精神を大切にする心がけです。やっていくぞ(最近だとGenerative AIあたり進行中です)!

さて、今回はそのうちの「ENJOY」にまつわる話。

開発だけでなく、業務で一人でやるのがつらかったり、一人でやると悩んでしまったりすることってありますよね。あるいは一人でやると捗らない作業も。例えば見積もりを考えるとか、仕様について整理するとか。そういう話を聞くと、自分はよく「皆でやってみなよ(やってみようぜ)」という話をします。

例えばコードレビュー。悩むぐらいなら皆で集まってやった方が、他の人がどういう視点で見ているかわかったり、レビューの進め方や基準・方法をメンバーで合わせることができるはず(合わせられたら是非ドキュメント化していきましょう)。

見積もりや仕様について考えるときも同じく、皆でやれば一人では気が付かなかったポイントに気付けたり、抜けていたプロセスを発見できたりします。それだけでなく、そういう機会を定期的に持つことでチームの中で情報共有が促進されたり、どんなことでも聞いたり話し合ってよいんだという心理的安全性が確保できたりします。よいこと尽くし。

作業と考えてしまうとつまらない業務かもしれませんが、ある意味お祭りのようにイベントにしてチームで楽しみながら進めていくのは「あり」だと思うのです。

ここで注意しなければならないのは、皆で一つのことをやるのは楽しいのですが、その間中ずっと全員の時間を使ってしまうということです。そのため、ダラダラ時間を過ごすのではなく予定(終わる時間)をきちんと決めてやるようにしましょう。

一人でやるより皆でやった方が楽しく、効率的に進められることは案外多いはず。時間を区切ってそういう機会を設けていくのは、チームビルディングにも効果的です(VALUEの「GROOVE」あたりに通ずるところ)。なるべく一人一人ではなく、チームで業務には取り組んでいきたいものですね。