zassouを続けている話

こんにちは、CTOの山岡(@hiro_y)です。

以前、当社のコーポレートブログ「OMOSAN」に「zassouを始めた話」を書きました。当時はコロナ禍が始まり、リモートワーク導入も緒についたばかり。肩肘を張らずに1on1を続けていく仕組みとして「雑談と相談」を月に一度行うようにしたのでした。当時どのような経緯で始め、何を考えていたかはあちらの記事をご覧ください。

それから二年が経ちましたが、今でもzassouを続けています。形式はオンラインだけでなく、オフライン(対面)で行うことも増えてきました(当社の勤務形態は基本、出社とリモートのハイブリッド形式です)。どのように続けて現在に至っているか、簡単にふりかえります。

月に一度のペースで行う

原則として、月に一回実施しています。評価面談のある月など、予定が立て込んでいたり他で話す機会がある場合はスキップする場合も。

月初にスケジュールを確認し、空いていそうなところに予定を入れていきます。そうしないと月の後半で慌てて予定を入れることになってしまい、最終週にzassouの予定が集中する…みたいな羽目に陥ります。

&donutsプロジェクトのメンバーもいるので(早めに業務時間を終えられる方が多い)、なるべく早めに、遅くなりすぎない時間帯に行うようにしています。お昼休憩の後ぐらいだと、気持ちも切り替わっていろいろ話しやすいかもしれません。

一対一の形式にこだわらない

私がzassouをしているのは、クリエイティブ本部のメンバーです(それ以外にリクエストに応じてすることもあります)。クリエイティブ本部は開発室とデザイン室で成り立っているので、エンジニアとデザイナーが対象、ということになります。

基本的には1on1、一対一の形式で行うことが多いです。ただ、複数人をグループにして行うこともあります。同じ職種同士(エンジニア同士、デザイナー同士)で組み合わせたり、異職種(エンジニアとデザイナー)を組み合わせたりします。

個人のことは一対一の形式が話しやすいと感じますが、チームのことは複数人で話した方が話題が出やすいような気がします。私としても、同じ話を何度もしなくてよいので助かりますし。

また、異職種の組み合わせは案外お互いの仕事の進め方を知らなかったりするので、話題を共有するメリットがありますし、一緒に仕事について話す時間を過ごすことは、当社のVALUEでもある、LOVEやGROOVEを生み出す土壌となります。

アジェンダはなるべく用意しない

基本的に、何の準備もせずに来てもらえれば大丈夫なようにしています。次回のzassouまでの宿題のようなものはありません。もし何かアクションが必要なら、次回を待つ必要はないからです。

もちろん、共通で話したい話題がある場合もあります。今月はキャリアやスキルアップしたいことについて話しましょう、のようにテーマを設定する場合もあるので、その場合はぼんやりとでもよいので考えてきてください、とお願いをします。

こちらから話したいことがある場合、箇条書きでリストを用意して漏れのないようにはしています。もちろん、こちらから話してばかりでは意味がないので、できるだけ多くの話を聞けるように傾聴する能力も必要になります。聞くことについてはまだまだできていないな、と感じることも多いので鋭意修行中です。

話しながらあちこちに脱線していくぐらいが丁度よいと考えています。それこそがzassouの醍醐味であり、実際に話す価値だと思うのです。

適宜メモを取る

一時期は全くメモを取らず、話し終わった後で思い出しながらテキストに書き出したりもしていたのですが、思い出し損ねるケースもあるのでメモを取るようになりました。

PCでメモを取ってもよいのですが、できるだけ話に集中したいので、最近は紙のノートにアナログに取ることが多いです(対面の場合、なるべくPCの画面を見ながら話したくない派です。リモート実施の場合もノートに書くことが多いかも)。

完全に自分用のメモなので、雑に書くので構いません。必要があれば見ながらテキスト化しますし、後で見返せば何を話したかは思い出せます(自分でも読めないのは困るので、最低限読めるようには書きます)。

疲れるので無理はしない

基本的に一回25分の枠(予定上は30分だが、休憩を考えてちょっと短めに)で行っています。話しているうちに時間をオーバーしてしまうことも多いのですが…。

予定を入れるときは、二回分一時間でワンセット。一日に四回分できないことはないですが、それぞれのメンバーに合わせた話をずっとし続けるのは案外疲れるものなので、こちらの頭が回らないようになってしまったりします。

理想は一日に二回以内、ですかね。それ以上やる場合は、十分な間隔を空けて頭を休める時間を取るようにしています。折角話すなら、頭がよく回転する状態、もしくはリラックスした状態で臨みたいものです。そのため、先程書いたお昼休憩の後や、業務終了近くの夕方に行うことが多いです。

ふりかえりのまとめ

1on1という形式にこだわらないのは、お互いにとっての負担を減らしたいという理由もありました。時間を取られて業務が進まないのでは、本末転倒ですからね。あとは肩肘を張りすぎない(身構えすぎない)という目標もあり、今の形式に落ち着いています。

目的は業務をめぐるあれこれの円滑化だったり、普段のコミュニケーションのハードルを下げることだったりするので、これからもいろいろな方法を試せたらと思いますし、その試行錯誤の過程も一緒に楽しめるようにできたらと考えています。