自分の専門領域の外側の「のりしろ」を増やしていくこと

こんにちは、CTOの山岡(@hiroy.kotori.styleもしくは@hiro_y)です。

先日、当社湘南オフィス(茅ヶ崎にあります)にてGitやGitHubに関する勉強会を行いました。今さら?と思われるかもしれませんが、対象はエンジニアではなく、エンジニアと一緒に仕事をするWebコンサルタントや運用メンバーたち(&donutsプロジェクトメンバー中心)。少しでもエンジニアの話す言葉をわかるようになりたい、円滑にコミュニケーションできるようにしたいとのことでした。

自分が話した内容は、バージョン管理システム、Git、GitHub、CI/CD、ブランチ戦略について等。どこまでわかっておいた方がよいですか、という質問があったので、概要は理解しておいてほしい部分もあるけど、基本的にはエンジニアに聞いてください、コミュニケーションを取るようにしてくださいとお願いしました。

ひょっとしたら、全部わかっていて自分でコミットしてコンフリクトも怖がらずに解決できる方がよいのかもしれません(できてしまう人も希にいます)。しかしその作業をエンジニアではない人がやらなければならないかどうかは、また別問題です。例えばWebコンサルタントなら、もっと他にやるべきことがたくさんあるはずで、それをやらずにエンジニアリングのために手を動かすのは本末転倒。専門家としてのエンジニアにそこは頼り、任せるべきところだったりします。

とはいえ、エンジニアが使う言葉をさわりだけでも知っておいてもらえるとコミュニケーションがお互いに楽になるので、そうした自分の専門領域と他の領域との間にある「のりしろ」のような部分を増やしてもらえるのは大歓迎です。エンジニアもまた、ビジネスやデザインの領域に「のりしろ」を増やしていけるとよいなと思っています。

(専門職はその専門に特化すべきで、それ以外のことは「のりしろ」部分も含めてやらなくてよいという考え方ももちろんあるでしょう。当社の場合「のりしろ」部分を大切にすることで、各職種がコラボレーションしながら業務を進めていくことを推奨しています。もちろん、全部やりなさいということではありません。)

今回の勉強会はリクエストに応じて開催されましたが、お互いの専門領域について説明したり、質問したりといった情報共有をさらに活発にしていけたらと思っています。そのためのきっかけや仕組み作りにも継続して取り組んでおり、当社のブログ「OMOSAN」で「Knowledge Salad」のタグが付いている記事はそうした社内勉強会の内容だったりします。もし興味があればご覧ください。