採用面談(カジュアル面談)をするときに考えていること

こんにちは、CTOの山岡(@hiro_y)です。

採用活動において、「採用面談」(あるいは「カジュアル面談」)を行うのが当たり前になってきました。いわゆる「採用面接」とは別の、選考過程ではない、その前段階という立て付けです。今回は、自分が採用面談をやる側として考えていること、心がけていることについて書いてみようと思います。

ちなみに、当社では私がエンジニアとデザイナーの採用面談を担当しています。自分一人で行うことも、誰かエンジニアやデザイナーと一緒に行うこともあります。

採用面談の目的としては、イノベーター・ジャパンという会社のことを知ってもらうことと、もし何か知りたいこと、聞きたいことがある場合にそれに対して答えることです。基本的には会社紹介を行っていくのですが、話を始める前に、知りたいこと、聞きたいことがないか伺って、あるようならその話題を中心に紹介をしていきます。

昨今の情勢によって採用面談もオンライン(WebMTG)で行うことが増えているので、その場合、一番最初に聞き取りづらかったり聞こえなかったら遠慮なく言ってください、とお願いするようにしています。回線状況はお互いにわかりませんからね。

会社紹介はオンラインの場合画面共有をしながら進めていきます。適宜質問を受け付けつつ、こちらからも関連する質問をしたりするので話はよく脱線します。気を付けるべきは、採用面接ではないので強めの問いを投げかけないことです。お互いのことをよく知るために必要な質問はよいと思うのですが、相手のスキルを測ったり、何か説明してもらわないといけないような問いかけはしないようにします。

オンラインの場合、難しいのは会社の雰囲気を知ってもらうことです。オフィスに来てもらえれば話は早いのですが、そもそもその場にいないわけですし、話している私もオフィス以外の場所(自宅等)からつなぐことが多いです。

なので雰囲気については、私自身がどう感じているか、あるいはどうしていきたいかを中心に話していきます。Slackでのやり取りの活発さ(個人チャンネルや雑談チャンネル等)を例示したり、乱立しているクラブ活動(写真や自転車、テニス等)を紹介したりします。どこまで伝わるか手探りではあるのですが、会社に合う合わないを判断する大事な材料だと思っているので、できるだけ理解が深まるようにいろいろ話します。

さて、採用面談における成果とは何でしょうか。もちろん、採用にご応募いただけるのが一つのゴールではあります。しかしもちろん、自分にはちょっと合わないな…という結論になる方もいるでしょうし、今すぐ転職を考えているわけではない方もいます。自分がずっと以前から心がけているのは、なるべく会社に好感を抱いてもらいたい、ファンになってもらえるといいなということです。採用面談は採用活動の一端ではあるのですが、同時に会社のことを知ってもらえる貴重な機会でもあります。できることなら、素敵な会社だなと感じていただけたらと思うのです。広報活動に近い感覚ですね。

そうすれば将来ご応募いただけるかもしれませんし、誰か他の方に紹介していただくこともあるかもしれません。それだけでなく、展開しているビジネス(プロダクトやサービス等)に好感を持って接していただけたなら、それはとてもありがたいことです。

また、採用面談は初対面の方とどれだけざっくばらんに、楽しく話ができるかという場でもあります。自分は決してコミュニケーションが得意なわけではありませんが、できるだけよい印象を持っていただけたら、と思いながらいつも話しています。これからもいろいろな方と採用面談でお会いすると思いますが、まずはリラックスして、楽しんでいただけたらうれしいです。

イノベーター・ジャパンでは各職種の採用を行っておりますので、是非お気軽にご連絡くださいませ。