こんにちは、CTOの山岡(@hiro_y)です。
コロナ禍でリモートワーク(テレワーク)が促進され、オフィスに出向かず自宅等でお仕事する方も増えたのではないでしょうか。特にIT業界では顕著だと思います。
そういった状況の中で、あっという間にポピュラーな存在になったのがビデオ会議(オンライン会議、Web会議)ではないでしょうか。ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teams等を用いた打ち合わせ・会議はもはや当たり前の光景になっています。
当社ではコロナ禍以前より複数拠点間(東京・福岡・&donutsの各オフィス)で連携しての業務を行っていましたが、当時はPolycomの会議システムを利用して、拠点同士をつないでやり取りをする程度でした。しかし今や、それぞれのPC同士で接続できるようになったのです。本当に便利な世の中になりました。
ビデオ会議で必要になるのは、高速な回線とカメラ、マイク/スピーカーです。高速な回線は頑張って用意しましょう。Wi-Fiで速度が安定しない場合は、有線で接続するのも手です。カメラは最近だとノートPCに付いていることが多いので、それで十分かもしれません。ただ、ノートPCのディスプレイ上に付いている形式だと、見下ろす感じになってしまいがちなのでそれを避けたい場合は外部接続のものを用意します。
次にマイク/スピーカーです。ビデオ会議において、音声は重要なコミュニケーションチャンネルです。最悪、映像は不鮮明でも大丈夫ですが音声が聞こえないと何も伝わらなくなります。自分が話す内容も、相手が話す内容も。だからもしお金をかける場所を一つだけ選ぶとしたなら、入力装置としてのマイクだと思います。もっとも、これも最近だとPC内蔵のマイクが優秀になっているので一度試してからでもよいかもしれません。
そうしてビデオ会議に臨むわけですが、当社のビデオ会議でも起こりがちなのが、何となく活気が生まれづらい現象。淡々と話が進んでしまったりして、用件としては済むのですが皆の気持ちが揃わなかったり、やっていくぞ、というモードになりづらかったり。折角皆で集まるのだから、もったいないなあと思ってしまいます。
ビデオ会議をファシリテーションする人は、そうならないように意識してうまく発言・議論を誘発するようにふるまえるとよいですね。そして参加者も、ちょっとしたことも積極的に発信していくことでより活発に変えられることもあると思います。聞いている人は何かしらリアクションを返すようにしましょう。画面越しに頷いている様子がわかったり、手を挙げたりバンザイしたりすることで伝わる情報もあるはずです。画面越しだと、少し大げさに動くぐらいで丁度よい感じ。
そして何より、発言する人はできるだけはっきり、明るく話すことが大事だと思います。単純に聞き取りやすくなるだけでなく、聞いている側も自然と同じレベルの明るい気持ちになれるから。不思議なもので、そういう雰囲気は画面越しにでも伝染します。声だけでなく、表情も明るく元気にできるとよいですね。すごく初歩的なことですが、それだけで情報を受け取ってもらいやすくなります。
ビデオ会議の文化が定着し始めてから、まだ全然年月が経っていません。我々は基本、リアルで対面で話すことに慣れ親しんでいたわけです。そこで交わされていた情報は、単なる映像や音声だけでなく、雰囲気等といった情緒的なものもあったということでしょう。そういった付随的な情報も意識的に取り入れることで、ビデオ会議がより豊かに、有意義なものになるのではないでしようか。
(いわゆるメタバース等の仮想空間での会議となるとまた話は変わりそうですが、声音はリアルなものを踏襲するでしょうし、表情も何かしらの形で再現、もしくは表現できるようになっていくのかなと思ったりしています…。)