PHPカンファレンス福岡でMySQLに画像を入れまくって辛い思いをした話をしてきました

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すっかり梅雨ですね。どうも@mamy1326です。水に濡れるのが大嫌いなのできっと前世は猫です。自宅では犬ですが。 しかし福岡は初夏か!という陽気。 福岡といえば?そう!それそれ!PHPカンファレンス福岡! というわけで登壇してきましたので、登壇までの準備エピソードを交えたエントリーをしたためます。

あ、当日の雰囲気を知りたい人は、@hanhan1978PHPカンファレンス福岡2018でログの話をしてきましたをお読みください!

前日入り

前前前夜祭前々夜祭リジェクトコン、前夜祭と、本編の前にも盛りだくさんなカンファレンス。 是非とも全部参加したい…のですが、金曜日はお仕事。福岡オフィスのメンバーと戯れたりしておりました。

前夜祭へ

スピーカーとして、スポンサーの皆様や他の登壇者さん、運営の皆さんと交流してきました。 同じ時間の別トラックの 清家史郎(@seike460)さんとご挨拶もさせていただきました。

また、ありがたいことに、僕のトークを楽しみにしててくれる人もいて、大きな自信になったりしました。 誰も来なかったらどうしよう…って密かに心配してたんですよ!

いざ本編

前日は二次会を早めに切り上げ最後のリハーサル。しっかり寝ていざ本編へ。 去年同様な方向音痴っぷりだったので、迷わずタクシーで移動。

トートバッグやTシャツなどいただき、開会式。 直後のトークなので若干気が気ではなかったのですが、微に入り細を穿つような丁寧なアナウンス、参加者全てへの思いやりを感じる注意事項など、運営スタッフ皆さんの愛を感じ、落ち着いた気持ちになれた開会式でした。

【登壇】MySQLで画像を扱うメリット・デメリットと障害・解決事例

内容としては、RDBとしてやりがちな画像の保存について、実際に起こったトラブルと解決事例、そこから導かれるメリットとデメリットをお話しました。

要件と設計・実装、そして運用をしっかり考えた上で決断して行くことが大事だよ、ということが伝わればいいなあと思います。 あと、個人的に失敗体験こそ明日の糧という思いも伝わると嬉しいです。

登壇までの準備

登壇して楽しんできましたー!で終わったらつまらんな、と個人的に思ったので、僕なりの登壇までの準備を伝えます。 これから登壇しようと思っている人に、少しでも役に立てばいいなあ、と思って、登壇までの準備として何をしたか書いてみます。

限られた時間内で、来てくれた人に何かを持ち帰っていただきたいですから!

1.テキストシナリオを書く

タイトル、自己紹介、話すきっかけ、解決したいことなど、通しでシナリオを書き出します。 シナリオ、ストーリーを一貫させることで、話のブレが少なくなると個人的に感じます。

2.テキストシナリオからスライドを書き起こす

なるべく早めにスライドに書き起こすことをオススメします。 僕は幸い、昨年のPHPカンファレンスで登壇予定の内容を採択していただきましたが…。 書き出さないと始まらんのです。でも意外と、タイトルだけでも書き出すと進むんですよこれが。

3.書き起こしながら脳内でリハを続ける

テキストシナリオ作成時にすでに章立てされているのですが、

  • 章内の流れがスムーズか
  • 章同士のつながりに不自然さはないか
  • 内容に誤りや表記揺れがないか
  • ストーリーが崩れていないか

などを書きながらチェックできます。 ここは一進一退みたいな感覚があります。ちょっとした違和感も妥協せず、磨き上げる感覚もあります。

4.雑でもいいので一度書き上げる

ストーリーに違和感がないレベルで、一度書き上げます。色味や画像、テキスト調整などは後回しでよかったりします。 ここから先は、ひたすらブラッシュアップ&リハーサル。やっとスタートラインに立ったようなものです。

5.実際に話す内容をスピーカーノートに全部書き出す

台本のようなものです。僕の場合はアドリブで面白い話などできないので、話したいことを一旦全部吐き出します。そこから時間や内容に合わせ、適切にブラッシュアップしていきます。 この時点で、各章の内容やストーリーの一貫性が、脳内で一旦つながる感じになります。 しかし、あくまで脳内です。

6.通しで声出しリハを実行する

台本を書いた時点である程度自分の中に言葉が存在するので、実際に声に出してリハをします。ここでは時間を計測せず、話しながら感じた違和感や間違いなどを修正しながら実行します。 1度じゃないです。最低10回はやります。 それにより、台本に吐き出した言葉たちが、自分の中に入って来ます。繰り返しているうちに、吐き出した言葉が血肉になり、いずれ台本を見なくても自然とトークできるようになります。

7.時間を計測してリハーサル

ここまで進めると確実にわかるのですが、15分、非常に短いです。 僕は普段 keynote を使うので、再生モードにして時間を設定します。 あとは外部モニタにつなぎ、実際にどれくらい時間がかかるか計測します。 この際に重要なのが、無理に時間内に収めようとしないことです。 実際に視聴してくれる人向けに「伝わりやすい話し方」を心がけます。 早口で時間内でなんとか、っていうのは5分LTの時だけかな、と個人的には思います。

8.ブラッシュアップ

おそらくこの時点で、多くの人が時間オーバーしていると思います。 そこで

  • いらない内容を徹底的に削る
  • より短い表現で伝わる工夫

をしていきます。 オレオレな内容なのか伝えたい内容、聞きたい内容なのか厳しくジャッジしながらブラッシュアップしていきます。 経験的には、意外と「それ言いたいだけやん」という内容や表現で時間を取られることが多いです。 この時点で、自分の部屋などでのリハでは、時間も内容も納得の行くものができることになります。

9.本番スライドで声を張ってリハーサル

ここまでは自宅などで実行できる内容かと思います。 が、実際に視聴する皆さんの前では、声を張ったり抑揚つけたり、ちょっと反応待ったりすると思います。

そこで僕の場合、カラオケボックスで声を張ってリハーサルします。 これは以下の大きなメリットがあります。

  • 落ち着いて自分の部屋で話すのと、場と人を意識して声を張って話すギャップを知る
    • 自分の部屋でのリハでは時間内だったのに、実際はオーバー、なんてことあります
  • 録音し、聞き返すことでテンポのチェックや「第三者」としての判断ができる
    • どのように伝わるか、聞く側の雰囲気を掴むことができます
  • カラオケボックスのモニターにつないで話すことで、疑似的な本番テストができる
    • もちろんカラオケボックスの人に許可を得るのが大前提です
    • 自分のPCにHDMIケーブルを接続し、本番さながらの雰囲気で話すことが可能です
    • もし難しければ、会議室などで実施してみてください
  • 同僚の前で喋る
    • 会議室などに投影し、同僚に協力してもらってプレゼンします
    • 同僚からフィードバックが得られます
    • 何より強い安心感を獲得できます

LTならここまでやる必要ないですが、15分以上の場合はやりたいですね。

参加してみようかな?というかたへ

ぼっちにならないかな、どういう空気感なのかな、なんか怖いな…なんて声を聞くこともあります。 しかし、躊躇はするだけもったいないです!行ってストイックに視聴するもよし。思い切って登壇者に話しかけてみるもよし。うまいものを食うついでに参加するもよし。

あと、登壇者は実は話しかけられると喜ぶ生き物です。アウトプットしたからにはインプットを欲するわがままな生き物です。積極的に声をかけてくれたら喜びます。

というわけで、みんなPHPカンファレンス福岡行こうぜ。

おわりに

俺の登壇準備を聞け、的なエントリにーなってしまいましたが、非常に楽しく学びのあるカンファレンスでした。立ち話から熱くなり、気づいたら1時間しゃべり通しなんてことも。 閉会式では、あの@akase244さんの涙もみれて最高でした。こっちまでもらい泣きしそうになったわ!

次回はうまいものを食う計画も立てて行くぞ!