どうもこんにちは、@yamacho1111 です。
私の昨年の記事では、郵便物が来たらすぐに分かる仕組みをサクッと作ってみましたが、スマホを郵便受けに入れておく必要があり、不用心きわまりなく、実用的ではありませんでした。
そこで今回は、もう少し実用的にしてみたいと思いました。
通信部分は、郵便受け内に置いたスマホ(LTE通信)からインターネットにつなげるのではなく、郵便受けからオフィスまでを無線モジュールで通信し、オフィスからはWiFiを使ってインターネットにつなげる作戦です。
想定している機能は、次の2つのシンプルなものです。
- 郵便物が投函されたらSlackに「投函されたよ?」と通知
- 郵便物を回収したらSlackに「回収したよ?」と通知
いざ試作
では作ります。
無線モジュールは、TWE-Lite DIP(トワイライト・ディップ)を使います。
最良条件下で最長1kmの長距離通信が可能なモジュールです。
超低消費電力で、設定によってはボタン電池1つで長期間運用することも可能なようです。
送信側モジュール
送信側はこんな感じです。
TWE-Lite DIPの公式サイトのデジタル信号通信の接続例の親機側を参考にしています。
接続例からデジタル入力を1つ追加し、スイッチはリードスイッチに置き換えました。
2つのリードスイッチは、それぞれ投函口の開閉チェック用と、回収扉の開閉チェック用です。
設置するとこんな感じです。
受信側モジュール
受信側はこんな感じです。
受信側もTWE-Lite DIPを使います。そしてNefryも使用しています。
こちらも、TWE-Lite DIPの公式サイトのデジタル信号通信の接続例の子機側を参考にしています。
接続例からデジタル出力を1つ追加し、LEDへの出力ではなく、Nefryに接続するようにしました。
NefryからWiFiに接続してインターネットに出て行き、IFTTTを経由してSlackに通知を飛ばします。
こういう風に通知がくる予定。
Nefryに書き込んだプログラムは下記の通りです。
gista333b5fadca463fe1651250ef76aa2f3
しかし問題が
実際設置してみると、無線が届きません。ダメです。
無線通信ができるのが2階にあがる途中くらいまでが限界のようでした(オフィスは3階)。
このあたり、TWE-Lite DIPのオフィシャルサイトに注意点が書かれていました。
簡単にいうと、建物が鉄筋コンクリート造なので、電波が大きく減衰するようです。
アンテナの角度など、他にも色々要因あり。
木造アパートであれば、うまくいく可能性あるかな?
ただ、アンテナの周囲の金属物体(つまり郵便受けの箱)も減衰要因らしく、なんとも言えません。
解決策は?
むむ〜ん。
920MHz帯の無線モジュールならどうだろう?
はたまた、SORACOM Airを使うしかないのかな?
など色々考えを巡らせているところです。
どなたかこの辺詳しい人、友達になってください!