こんにちは、CTOの@hiro_yです。今までも、また今でもいろいろな会社でエンジニアさんなどの採用面接に携わっています。その場合によく聞くこと、自分の中でまとまってきたので書いてみようかなと。
ちなみに具体的なスキルに関する質問ももちろんしますよ。ここでは職種関係なく、聞くようにしていることについて書きます。
自己紹介
はじめに、やはり自己紹介をしてもらうことが多いです。もちろん履歴書など略歴のわかるものが手元に用意されている場合が多いのですが、何をアピールしたいと思っているのかだったり、何を必要な情報だと思ってかいつまんで伝えてくれるのかというところを相槌を打ちながら考えます。
今までに一番よかったこと
一通り経歴をうかがった後で、その中で一番よかった出来事を挙げてもらいます。よくある一番大変だったことを聞いてその対処方法を聞く、というのもやることがありますが、それよりも何に対して喜びややりがいを感じるのかを聞きたいし、語ってほしいです。
その人が楽しいと思うことが、採用する側が求めている方向性とどこまで合っているか。揃えておかないと一緒に働くことになった場合にお互いに不幸になってしまうと思うので、聞くようにしています。
どういう立場で何に取り組もうと考えているか
会社紹介をしながら、Webサービスやアプリなどプロダクトを提供している場合は、それを見たことがあるか、触ったことがあるかを聞きます。そもそも興味を持ってもらえているかの確認と、普段どういう態度でそうしたプロダクトに接しているか知ることができたりします。改善点の指摘をいただく場合もあって、自分事として捉えていただけているのはとてもありがたいです。
そして、もし入社した場合に、どういう立場で何に取り組みたいと考えているかを聞きます。入社後の自分のイメージがどれだけできているか。もちろんわからないことも多いはずなので、きっちり考えられている必要はありません。時折「言われたことならなんでも」と答える方がいるのですが、心意気はありがたいのですがもう少し具体的なイメージを持っていただけるとうれしいなあ、と思います。
もっともこの質問はその方の経歴によって答えられる内容の具体性にばらつきが出るので、そこは十分に考慮します。
3年後、5年後の自分
その上で、その方自身のキャリアプラン、キャリアのイメージについて聞きます。3年後、5年後ぐらいに何をしている自分でありたいか。そのために何の努力をしていて、会社で働くことの位置付けがどうなっているか。
キャリアは人それぞれだし、それぞれの人生のプランに従って考えてもらえればいいのかなと思っています。なのでいつもレベルアップ、スキルアップしなければならないということでもないのではないかと。その中で、次の会社との向き合い方、姿勢がどうなっているのか聞いてみたいです。
社外での活動を何かやっているか
最後にエンジニアやデザイナーの場合、会社の中でなく外の勉強会だったり、カンファレンスなどに参加したことがあるかどうか聞くようにしています。あとはコミュニティ活動に参加していたりするかどうか。社内だけだとどうしても知識は偏るし、(社内にはいない)すごい人に出会える可能性が高いです。大きな会社の場合は社内勉強会で十分、という話もあるのですが、それでも社外に出ている人の方が魅力的に感じます。
このあたりの話は以前「リアルの勉強会やカンファレンスに参加する意味」で書きましたね。
最後に
採用面接で聞きたいことについて書いてきました。たとえ採用面接といえども、一度きりの出会いの場でもあるので、できるだけ楽しんで、できるならその会社のファンになって帰ってほしいなと思いながらいつも面接をしています。どういう結果になるにせよそれでその人の一生が変わってしまうかもしれない採用というプロセス、真剣に、でもお互いに楽しく気持ちよくできたらと思います。
イノベーター・ジャパンでも継続的に採用活動を行っておりますので、エンジニアに限らずデザイナー、Webディレクターの方、興味を持っていただけると幸いです。