はじめまして @hacktk です。
NGINXが提供するパフォーマンス監視ツール、NGINX Amplifyがパブリックベータになったので試してみました。
手元にVirtualBox上のCentOS 6.6があったので、それを使います。
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エージェントインストール
Amplifyはエージェントを常駐させて情報を集めるタイプなので、対象のシステムにエージェントのインストールが必要です。
ログインすると親切にインストール手順が表示されます。対象のシステムで実行してみます。
[Graphs] タブに対象システムのメトリクス一覧が表示されました。
いろいろ使ってみます
Graphs
Graphsタブでは対象システムのメトリクスが一覧できます。
[PREVIEW] に並んだメトリクスにチェックを入れると、 [GRAPH FEED] に表示されます。
また、メトリクスは最大で1週間保存できるようですね。
取得できるメトリクスはシステムのCPUやメモリ、Load Averageなどに加え、当然NGINXの各種指標も対象です。
4xxや5xxのステータスコード数やworker数が、confファイルに書かずとも取得できるのが便利だと感じました。
Dashboards
Dashboardsタブではメトリクスからグラフを作成し、一覧できます。
とりあえず作成してみます。
[Add Graph] から新規作成します。
[Done] でダッシュボードが保存されます。
必要なメトリクスを組み合わせて表示できる、いわゆるダッシュボードです。
少ない手順で作成でき、表示もシンプルなのが良いですね。
Reports
Reportsタブではconfファイルに関する評価が確認できます。
バージョンや概要
CVEのチェックもしてくれます。
Virtual Server一覧やSSL
設定の解析もしてくれます。( Warning出ていますね...... )
セキュリティ面でのチェックがあるのは嬉しいですね。
IP:portの一覧も便利だと思います。
Alerts
Alertsタブではアラートの一覧が確認できます。
対象のメトリクスやシステム、閾値を設定して作成します。
※ 以前はEventsタブがあったはずですが、現在はなくなっているようです。
また、通知先は現在メールのみのようですが、slackなど他の手段も追加されると嬉しいですね。
まとめ
UI・操作感ともにシンプルで、特にマニュアルなど見ることなく操作できました。
一方で、MackerelやNewRelicなど既存のモニタリングサービスと比較すると、できることが少ないかなとも感じました。
ただ、NGINX Amplifyの強みはおそらくNGINXに特化したパフォーマンスアドバイスだと思いますので、そのあたりを今後どう実装してくれるのか非常に楽しみです。