こんにちは、エンジニアのありんこです。
みなさんLaravelのバージョンアップしてますか?
バージョンアップは重要ですが、時に予期しないエラーが発生することがあります。
これらのエラーの原因を特定する一助として、依存ライブラリの変更点を調べる方法を紹介します。
やってみる
まずは、composerで入れたライブラリの一覧を表示します。
$ composer show asm89/stack-cors 1.3.0 Cross-origin resource sharing library and stack middleware aws/aws-sdk-php 3.90.13 AWS SDK for PHP - Use Amazon Web Services in your PHP project barryvdh/laravel-cors v0.11.4 Adds CORS (Cross-Origin Resource Sharing) headers support in your Laravel application
こんな感じでライブラリの一覧が取得できます。
これをコピーして、before
という名前のファイルに入れておきましょう。
コピーしている状態で以下のコマンドを実行。
$ pbpaste > before
同様にバージョンアップ後にも、composer show
して結果をafter
という名前のファイルに入れましょう。
$ pbpaste > after
before
とafter
に対してdiffコマンドでチェックをします。
$ diff before after 4c4 < barryvdh/laravel-debugbar v3.4.2 PHP Debugbar integration for Laravel --- > barryvdh/laravel-debugbar v3.6.8 PHP Debugbar integration for Laravel 9c9 < composer/ca-bundle 1.4.1 Lets you find a path to the system CA bundle, and includes a fallback to the Mozilla CA bundle. --- > composer/ca-bundle 1.5.0 Lets you find a path to the system CA bundle, and includes a fallback to the Mozilla CA bundle.
4行目に変更が入っていて、barryvdh/laravel-debugbar
がv3.4.2
からv3.6.8
に上がっていることがわかります。
9行目も同じようにバージョンが上がっているのも確認できると思います。
まとめ
依存ライブラリの変更点をこのように確認することは、バージョンアップ後のトラブルシューティングに役立つこともあるかもしれません!
ぜひご活用ください!