Laravelで学ぶ、Webアプリケーションチューニングの基本について発表しました

こんにちは、エンジニアの@hanhan1978です。

2019/2/16(土)グランパークカンファレンスにて開催された。Laravel JP Conferenceにて、「Laravelで学ぶ、Webアプリケーションチューニングの基本」というタイトルで発表してきました。

conference2019.laravel.jp

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登壇内容

10年以上前の話ですが、サービスイン後に負荷が上がったアプリケーションを目の前にした時に、どうして良いか分からずに途方にくれたことがありました。

個別の細かいチューニング方法は少し触れる程度に抑えて、大局から絞り込んでいくやり方にフォーカスしています。私と同じように苦境に立たされた人にとって、闇を照らす光になれたらなと思っています。

speakerdeck.com

聴講したセッションと感想

ServiceProvider, ServiceContainer入門 : 前田和人さん

ServiceProvider, ServiceContainer 入門 - Speaker Deck

分かったつもりになっているけど、自分の言葉でちゃんと説明しろと言われてできますか?の代表格がServiceProvider, ServiceContainer周りの話かなと思っています。とてもわかり易くまとまっていて、僕もこんなふうに説明できるようにならないとと気を引き締めました。

Laravelでパッケージ開発 : 後藤知宏さん

Laravel Package Development - Speaker Deck

最近、社内でも設計周りの議論が多くなってきたのですが、どうやって既存アプリを改善していこうかなと考えていたところ、このセッションは参考になりました。 ライブラリ化としてのパッケージとしてだけでなく、コンポーネントの分割という単位でも活用できるかもしれないという視点は新しかったです。

質疑応答にて、モノリシックなアプリケーションをパッケージ分割した場合に、両者が依存する共有DBをどう扱うのかを聞いてみました。

commonパッケージを作るというのは想像つきましたが、そのパッケージをadmin、frontの依存関係で入れるというのはなるほどと思いました!単方向の依存に限定していくなら、上手くメンテできるかもしれませんね。

Webアプリケーションが今こそ知るべき、RDBMSのパフォーマンスチューニングの勘所 ~ 未踏の速度を目指して~ : 曽根壮大さん

Webアプリケーションが今こそ知るべき、 RDBMSのパフォーマンスチューニングの勘所 / Basic-of-RDB - Speaker Deck

RDBMSがDBにクエリを送信する時の仕組みとかがわかりやすく解説されていました。チューニング系の話なので、自分のスライドと同じようなアプリケーション全体の図とかがあって、やっぱりその視点は必要になるよねと思いながら見てました。

Ask the speakerで聞いたこと。

RDBのこと、もっと詳しくなりたいんだけど、B+Tree Indexのアルゴリズムに詳しくなれる本を教えてとお願いしたら、3冊教えてくれました。

カンファレンスの帰宅時に上から読み始めたのですが、面白くて結局全部ポチりました。沼はいいですね!

Laravelのデプロイ戦略 VPSからDocker、Kubernates、サーバーレスまで 鶴島剛さん

Laravelのデプロイ戦略。VPSからDocker、Kubernates、サーバレスまで - Speaker Deck

デプロイについて、広く集めた内容を紹介されてました。かなり幅広い内容をしっかりとまとめてあったので、デプロイ周りを大づかみに把握したい方に良さそうです。

個人的にEnvoyer知らなかったので、今度お試ししてみたいなと思いました。

全体の感想

セッションの数や内容、セッション間の休憩時間の長さとか、よく考えられるてるなぁと感心しきりでした。スピーカー目線でも、聴講者目線でも素晴らしく快適で楽しいカンファレンスでした。

懇親会では、なるべく多くの人にご挨拶させていただきました。ストップウォッチを持った変なおじさんに話しかけられた方、それは私です。

実行委員長、そしてスタッフの方々お疲れ様でした。一回限りのお祭りということなので、思いっきり楽しませていただきました。 とにかく最高に楽しかったし、Laravelで盛り上がっていて良かったです!

おまけ

弊社のノベルティーが好評なようで、嬉しい限りです。全部で4種類あります。私も数枚持ってますので、揃えたい方は勉強会等で是非お声がけ下さい!