Atom IDEでPHPの開発環境をつくる

f:id:hacktk:20170914134533p:plain

こんにちは。 @hacktk です。
以前、AtomでPHPの開発環境をつくるというエントリを書きましたが、先日 Atom IDE というパッケージがリリースされましたので、今回はそちらの導入について書きます。

※ 2017年12月3日、Visual Studio Codeに移行しました。 tech.innovator.jp.net

導入

こちらの記事を参考に進めます。(私の環境はMacOS Sierraです)
blog.atom.io

Atom本体

We strongly recommended you use Atom Beta 1.21

とありますので、まず Atom Beta をダウンロードして実行します。
1.21が起動されました。

f:id:hacktk:20170914131531p:plain

※ もし起動がうまくいかない場合は、 ~/.atom を削除するか退避すればうまくいくようです。

パッケージ

atom-ide-ui, ide-php をインストールしてAtomを再起動します。

f:id:hacktk:20170914141653p:plain

※ ide-phpは felixfbecker/php-language-server に依存しているため、PHP 7.0以上が必要です。

試す

IDEといえば気になるのは(個人的に)定義ジャンプです。
(Atomには faceair/atom-goto-definition という定義ジャンプのパッケージがあるのですが、こちらが現在メンテされていないため、代わりを探していた所でした。)

Macだと⌘+クリックで定義ジャンプできます。
f:id:hacktk:20170914151440g:plain

vendorの中までジャンプしてくれます。

感想

Atomは元々それほど軽いエディタではないため、IDEパッケージの導入で使い物にならないほど遅くなるかと思いましたが、思ったよりは遅くなりませんでした。
(同僚のPhpStormの動きを見ると見劣りしますが・・・)
あとはPHPDocを見てくれたり、戻り値の型をチェックしてくれたりすると嬉しいので、今後に期待しています。