SDP(Salesforce Data Pipeline)で大量データをSalesforceに集約する

こんにちは、ソフトウェアエンジニアの小野寺です。

データ利活用のためにSalesforceを導入してる企業は多いのではないでしょうか。システムに散らばる情報をSalesforceに集約して営業戦略に役立てている企業が増えつつあると思います。

SDP(Salesforce Data Pipeline)について

大量データを連携する場合はSDPを検討してみても良いかもしれません。SDPはSalesforceとデータオブジェクトをすばやく同期してくれるサービスです。 実際にSDPを用いたRDSとSalesforce連携を順を追ってご紹介します。

1.RDSとSDPをデータ同期

SDPでRDSと同期するにはRDSのエンドポイント、DB名、ユーザー名、パスワードを入力します。

これでDBとSalesforce Data Pipelineが繋がり、データ同期が実施されます。完全同期なので選択したテーブルのデータは毎回同期され、変更があればデータは更新されます。

※オブジェクト欄にテーブル名が表示されますが、マスクしています

※SalesforceのIPをRDS側のセキュリティグループで許可する、なども必要です

2.SDPからSalesforceオブジェクトに連携

連携が完了すればあとは適切な形でデータをSalesforceオブジェクトに渡します。SDPではレシピと呼ばれるフローで結合や条件設定をしてSalesforceオブジェクトに連携します。DBクエリ=SDPレシピ、とイメージしてもらえば良さそうです。 データ同期は手動実行も可能ですが、自動実行も可能です。 曜日・時間・頻度を設定しておけば自動でデータ同期やレシピ実行が走り、Salesforceにデータ連携してくれます。

3.連携の確認

上図のようにレシピが成功すれば、Salesforce側にデータ連携がされているはずです。

SDPを使えばアプリケーション負荷を最小限に抑えて素早いデータ同期が実現できますし、同期処理を変更したいときはアプリケーションに手を加えることなく、レシピ変更すればよいのでフレキシブルな対応ができますね。 Salesforceデータ連携で困っている場合はSDPを検討してみてはいかがでしょうか。

弊社ではSalesforce案件の開発も手掛けています。興味のある企業様は是非ご連絡ください。 参考:Salesforce データパイプライン