「なくすを、なくす」がキャッチコピーのMAMORIOを使ってみた

こんにちは。エンジニアの @akase244 です。

突然ですが、みなさんは鍵や財布など大事なモノを失くしたことがありますか?

私は滅多にモノを失くすほうではないのですが、たまーに「あれ?鍵?どこ?あれ?あれ?」みたいな感じで超テンパることがあります。

今回はそんなときに助けてくれるアイテムトラッカーの一つである、「なくすを、なくす」がキャッチコピーの「MAMORIO」について紹介してみようと思います。

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冒頭で「アイテムトラッカー(アイテムファインダー、紛失防止タグ)」というキーワードを出しましたが、どのようなものかご存知でしょうか?

小型のタグを事前にスマホとBluetooth接続でペアリングしておいて、そのタグを財布に入れたり鍵と一緒にキーホルダー感覚でつけておくことで、スマホから一定の距離が離れると通知してくれるという仕組みになっています。

手元にある状態
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手元から離れた状態
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このあたりの詳しい説明については、MAMORIOのサポートページブログ記事にまとめられているので、そちらを見てみるとよいでしょう。

また、MAMORIOの他にもたくさん類似製品があるようなので、他の製品のことを知りたい場合は以下の記事を参考にされると良いと思います。

MAMORIOに話を戻しますが、2015年11月から出荷開始されているということで、さすがにリリースから時間が経過してることもあり、探してみると詳解なレビューが結構ヒットします。

なのでスマホアプリのセットアップや操作方法についてはそれらの記事に譲るとして、ここでは個人的に気になった点をいくつか挙げてみようと思います。

小さい・軽い

MAMORIOのサポートページによると、大きさは縦:35.5mm、横:19mm、厚さ:3.4mm、重さ:3gと非常に小型です。

昨年12月に発表されたMAMORIO Sの場合は縦横のサイズは同じですが、薄く改良されていて、厚さ:2.8mm、重さ:2.4gとのこと。
私は「MAMORIO」の方をキーケースに入れて利用しています。かさばることもなく使い勝手がとてもよいです。

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ペアリング時のUIがとてもわかりやすい

MAMORIOの利用を開始するには、MAMORIOとスマホ間でBluetooth接続のペアリングという操作を行う必要があります。 MAMORIOのアプリはこのペアリング設定のUIがよく考えられてるなぁと感心しました。

通常、Bluetoothでペアリングする際は「近くにあればよい」わけですが、あえてスマホの画面の上に置いてもらうことを誘導させるUIにすることで、ペアリングによるデバイスの認識率を上げているのだと思います。

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「見守っています」というメッセージ

Android版アプリに限った話ですが、スマホでBluetoothをONの状態にすると「見守っています」という通知が表示されます。私はこの柔らかい表現がとても気に入っています。

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スマホのバッテリー消費が気になる

常時Bluetooth接続を有効な状態にしておく必要があるため、スマホのバッテリーを消費しがちです。この点は仕組み上どうしても仕方のないことかもしれませんね。

スマホを失くしたときに。。。

スマホ自体を失くした場合に残念ながらMAMORIOではどうすることもできません。

類似製品には「2WAYトラッキング」という機能を有しているものがあり、アイテムトラッカーを振るとスマホの音を鳴らしたり、スマホの場所を確認できたりするそうです。このように相互にトラッキングできると安心感が増しますね。

※2018/01/11追記
中の人からPCの管理画面(https://user.mamorio.jp/)にログインすることで、スマホの位置も確認可能だということを教えてもらったので、その画面を載せておきます。
PCで確認するのであれば、Androidの場合は「端末を探す」、iPhoneの場合はiCloudの「iPhoneを探す」を利用してもよいかもですね。(いずれもスマホ側で事前に設定が必要です) f:id:akase244:20180111133248p:plain

まとめ

しばらく使ってみて、そこそこの安心感は得られると思いました。
「そこそこ」とあえて書いたのはMAMORIOが「失くした際にすぐに気づく」ことを目的にしている製品だからで、「すぐに気づく」という面では必要十分な機能を満たしていると思います。

失くした場所をピンポイントに調べられることを求めるのであれば、GPS機能付きの別製品を試した方がよいのかなと感じました。
キーケースの他にも、財布、定期券あたりはトラッキング対象にしておきたいのでMAMORIOを買い増すか、別の類似製品を試してみるか現在検討中です。
もし別の製品を購入した場合はまたブログに書いてみようかと思っています。