Polycomが衛星生中継状態に!

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こんにちはk_yagi23です。

この記事はイノベーター・ジャパン Advent Calendar 2017の22日目の記事です。

以前公開した、TV会議システムでPolycomを導入したときの話のその後について書いていこうかと思います。

導入当初

Polycom導入当初は

  • 映像が綺麗

  • Skypeと違って音が途切れない

  • ミーティング中に切れない

など絶賛の嵐でした。導入を進めた自分もほくほく顔でしたが…

すぐにその時はやってきた

  • 映像にブロックノイズが入る(ガビガビ)

  • 映像と音声が合っていない(TVの衛星生中継でよく見るアレです)

そうです、

ネットワークの帯域不足発生(泣)

まあ、予想はしていました。
「予想していたなら、当初から対策しておけよ!」というツッコみは不要です。

さてどうするか?

Polycom導入時に帯域不足になるとしたら、社内LAN側では無くてインターネット側(弊社ではNTTフレッツ網) の輻輳と予想していましたので、発生した場合を想定しある程度の方向は決めていました。

やった事その1

インターネット用回線について

専用線の導入は弊社の規模間ではコストが割に合わないので、NTT東西のNGN(IPv6網)を利用します。 他の選択肢としてダークファイバー等の利用も検討しました。しかし、ある経緯でNGN(IPv6網)の調査をしていて、調査用としてフレッツ光ネクストの回線を余分に引いており、コスト面でも準備面でも楽という事でNGN(IPv6網)の利用に早くから傾いていました。

注意点

  • NGN(IPV6網)を使用するにはフレッツ光ネクストの回線が必要です。

  • ひかり電話を利用しているかどうかでも、色々ありそうです。

  • NGNのIPv6網利用には、フレッツ光ネクストのIPV6オプションが「有効(ON)」になっている必要があります。

  • IPV6オプションはある時期からデフォルトで「有効(ON)」になりましたが、フレッツ光ネクスト回線でも敷設時期によっては「有効(ON)」にする手続きが別途必要です。

どうやって拠点間を繋ぐ?

調べた事がある方は判るかと思いますが、NGN(IPv6網)でのNTT東西間接続は色々と壁があります。その壁が課題だったのですが、良いタイミングでお付き合いのあった会社からIIJ Ominibusを紹介され、IIJさんに話を聞いたら「東西間接続に自信あり」という事で、IIJ Ominibusサービスを利用する事にしました。

やった事その2

社内ネットワークの分離

念には念を…という事で、普段使用している業務用ネットワークからPolycom専用のTVの会議専用LANという事で、社内で物理的にも分離しました。

結果

ブロックノイズや音声遅延は改善され、ぬるぬるサクサクになりました。社内輪読会も問題無いようで一安心です。

まとめ

NGN(IPv6網)をうまく活用すれば、色々面白いことが比較的安価に出来そうな気がしています。

次回のイノベーター・ジャパン Advent Calendar 2017担当は ほそぶちさん です。お楽しみに!