Atomでtextlintを使って文章校正する

こんにちは @hacktk です。
今回は↓の記事に続き、Atomで文章校正を行う話を書きます。 tech.innovator.jp.net

背景

当社はメディアサイトに関わる案件も多く、雑な文章表現はたとえ社内コミュニケーションでもひかえたいところです。
ただ私は文章がそれほど得意ではないので、 textlint でチェックすることにしました。

textlint導入

textlintで日本語の文章をチェックする | Web Scratch を参考にやってみます。
すぐに試せそうな2つのプラグインもインストール。

$ npm install --save-dev textlint textlint-rule-max-ten textlint-rule-spellcheck-tech-word

.textlintrc という設定ファイルを作成しておくと、textlintコマンドにルールを引数で渡す必要がなくなります。

.textlintrc

{
  "rules": {
    "max-ten": {
      "max": 3
    },
    "spellcheck-tech-word": true
  }
}

実行は textlint コマンドにファイルパスを渡すだけです。

$ node_modules/.bin/textlint README.md

f:id:hacktk:20170707154530p:plain

はー、便利。

Atomで使う

linter-textlint プラグインを入れます。
プロジェクトに node_modules.textlintrc があれば、何も設定しなくとも動くのでありがたいですね。

f:id:hacktk:20170707154838p:plain

その他のルール

他のルールが欲しい場合、textlintのWikiにあるルール一覧から探してみると見つかるかもしれません。 (もちろん自分で作成してもよいと思います)

今回は表記ゆれをチェックしてみたかったので、 textlint-rule-prh を入れ、リポジトリでお勧めされている prh/rules を使わせてもらいます。

$ npm install --save-dev textlint-rule-prh
$ git clone git@github.com:prh/rules.git ./prh

.textlintrc にも追記。

.textlintrc

{
  "rules": {
    "max-ten": {
      "max": 3
    },
    "spellcheck-tech-word": true,
    "prh": {
        "rulePaths": ["prh/media/techbooster.yml"]
    }
  }
}

動きを見てみます。

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はー、便利。

まとめ

このエントリもtextlintを通してエラーが出ないようにしてみました。
メディアサイトなどの編集作業で使ってもらうのを目標に、ルールや辞書を追加しながら試してみようと思います。